あいの動物病院治療成績1
皮膚の病気

犬のいろいろな皮膚疾患
猫のいろいろな皮膚病
免疫介在性の皮膚疾患が疑われた症例の治療例

血液の病気

免疫介在性溶血性貧血の治療例
血液凝固異常症(vWF欠損病?)の1例

心臓・血管系の病気

犬の心臓弁膜症(主に僧帽弁閉鎖不全)の病態生理と治療
犬の動脈管開存症の2症例(外科治療)
急性フィラリア症(後大静脈塞栓症)の治療例
ネコの血栓症を伴う心筋症の治療例
ネコの感染性心嚢膜炎の治療例

呼吸器系の病気

いろいろな呼吸器系の病気の治療
犬のアレルギー性鼻炎+蓄膿症の治療例
喉頭麻痺により巨大食道+胃拡張症候群を起した症例の治療例

消化器系の病気

胃拡張・捻転を起こした犬の治療例
イヌの便秘症(会陰ヘルニア)と猫の便秘症(巨大結腸症)の外科的治療例
犬・猫の胃・腸内異物(腸閉塞)の治療
唾液腺嚢腫の内科的治療
いろいろな肝臓病
イヌの先天性口蓋裂の治療例

このページは、出血が止まりにくい症例に関する報告です。
手術5時間後〜2日目の所見
この症例は腫瘍の項目でも、記載している子ですが、膀胱の結石と腫瘍を摘出した後、手術部位から出血斑が広がっていった症例です。手術は問題なく終わったのですが、切開部周囲から皮膚の下に出血がどんどん広がってきました。この時点で緊急輸血を行っています。
手術3日目〜5日目の所見
輸血を行っていても、しばらく出血斑が治まる様子はありませんでしたが、血液検査にて貧血などは認められなかったことから、この時点では様子を見ていました。
手術6日目〜14日目の所見
ここまできて、ようやく出血斑が少なくなってきて、14日目にはまったくなくなっていました。凝固系の検査でvWFが40%(通常70〜180%)とのことから、VWF欠損病の可能性が示唆されましたが、確定診断が得られませんでした。一般の方がこのようなケースに遭遇することは極めてまれとは思いますが(私自身もあまりありませんからね)、もし、このようにどんどん出血斑が広がるケースに遭遇しましたら、すぐに病院にご連絡くださいね。
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