あいの動物病院治療成績2
泌尿器の病気

陰茎のいろいろな病気
尿道結石の治療例
犬の包皮形成不全の治療例
猫の難治性膀胱炎の治療例

生殖器の病気

イヌの子宮蓄膿症の治療例
犬の子宮筋腫+子宮蓄膿症がある症例の治療例
犬の膣線維腫+子宮蓄膿症の治療例
いろいろな前立腺疾患の治療例

骨・筋肉(整形外科)の病気

いろいろな関節炎と関節脱臼の治療経過
大腿骨骨頭の無菌性壊死症の治療例
各骨折の治療例
先天性膝蓋骨外方脱臼の治療齢
ゴールデンレトリバーの創外固定(骨折整復)の1例
子犬の足が曲がっている(?)症例の治療例

神経の病気

ネコの後肢麻痺の2症例
水頭症に対する外科的治療例
進行性脊髄軟化症の治療例
頚部椎間板ヘルニアの外科・内科それぞれの治療例

その他の病気

いろいろな目の病気の治療例
根尖膿瘍(歯の根に膿が溜まる病気)の治療例
耳血腫の治療
子犬のスイマーパピーシンドローム
指先の外傷に皮膚移植を行った猫の治療例

このページは、いろいろな関節の病気について記述しています。
肘関節脱臼の治療例 1
この子は、1歳の雑種猫です。歩き方がおかしくなったとのことで来院されました。見た目で、肢の向きがおかしいことがわかります。レントゲンで脱臼確認後、すぐに整復処置を行いました。まず、麻酔をかけて肢を牽引します。これは、脱臼した周辺の筋肉が収縮していて、そのまま引っ張るだけでは、はまらない事が多いからです。約5〜10分この体制にして、十分牽引してから脱臼を整復します。
肘関節脱臼の治療例 2
筋肉が伸びてから、肘を引っ張り、内側に回すだけで脱臼は整復されました。その後は、包帯をあてがい、5日間運動制限を行ってもらいました。その後包帯を取って様子を見ています。最初のころは少し肢を曲げると痛みがあったようですが、今は問題ありません。
いろいろな関節の名称図
関節によって、脱臼の治療はまったく変わってきてしまうのが現状です。このページでも、それぞれ異なる治療が記載されていますので、すべて同様の治療で行うとは解釈しないでくださいね。
膝蓋骨脱臼(膝関節)の治療例
この子は10ヶ月の雌のチワワです。足を歩くときに痛がるとのことで来院されました。触診で両側性、特に左側が特に強く脱臼していました。レントゲン手術前では膝のお皿の位置が内側に入っているのですが、手術後は真ん中に移っています。なお、内側に外れている期間が長いと骨の変形が起きてしまうため、ピンで一部骨の位置を矯正しています。なお、右写真のように骨を削って溝を作り、膝のお皿がその上をスムーズに移動できるようにしています。
股関節脱臼の治療例
この子は3才のワンちゃんです。急に肢を痛がり上げているとことで来院されました。麻酔下で整復を試みたのですが、再脱臼を起してしまうため、手術となりました。術式はいろいろあるのですが、現在おそらく最も予後がいいとされている創外固定法を選択しました。ピンで2週間ほど固定し、安定させる方法です。手術後はきちんと股関節内にはまっているのが分かります。外側からピンとバーを見るとちょっとグロテスクなのですが、実際は包帯を巻いて外側からは見えないようにしています。 2週間後ピンを取ります。ちゃんと股関節に入っているのが分かりますし、その後も経過は良好です。なお、この子は袋井に在住の小栗からです。(愛犬レオちゃん)患者さんの声からもわかるとおり、調子はとてもよさそうですね。
スコティッシュフォルドの遺伝性骨疾患
この子は、1歳のスコティッシュフォルドです。ワクチンということで御来院いただいたのですが、そのときに歩き方がぎこちないとのことで検査したところ、このような骨の変形が認められました。これはスコティッシュフォルドのみに認められる遺伝性の関節疾患で、残念ながら治すことができない難治性の病気です。異常が起きる場所によっては立つことができなくなる可能性もあります。
肘関節の変性症を持つワンちゃんと正常犬との比較
この子は3才のラブラドールレトリバーです。正常と比べてかなり関節面のギザギザがあります。このような状態でも関節を保護するお薬を飲ませると、あまり痛がりません。しかしながら体重が重いと痛がりますので、このような子では食事管理が最も重要な治療となります。
股関節形成不全を持つ子と正常犬の比較
この子は4才のラブラドールレトリバーです。散歩中に何かを踏んだようで痛がっているとのことで来院されました。典型的な股関節形成不全の状態ですが、体重と運動制限だけで、あまり痛みは認められないとのことから、無治療で様子を見ています。
関節リュウマチを持つワンちゃんと正常犬との比較
この子は5才のミニダックスです。1ヶ月ほど前から歩き方がおかしいのことで来院されました。これは、かなり経過が進行した状態でのレントゲン所見です。かなり関節が引きつってしまってうまく歩けない状態です。この病気は完治は出来ないのですが、最近このような状況でもかなり症状を軽減できたという治療がありますので、もしお困りの方がいらっしゃいましたらすぐにご連絡くださいね。
猫の関節リウマチを疑っている症例
上記は7歳のオスネコで、猫エイズ陽性の子の膝関節のレントゲン写真です。病歴は慢性口内炎で治療を受けている子で、約1年前よりあまり動かないとのことで、受診されました。その時点で、すでに関節の腫脹が認められ、約半年後には治療前の写真のように関節に石灰沈着が大量に認められました。だんだん悪化してくるため、約4ヶ月前より民間療法を行ったところ非常に経過がよくなり、治療後のレントゲンのように石灰沈着が減少し、関節の腫れがどんどん引いてきました。この子に関しては本当にこの治療が効いたかどうかは分かりませんが、今他の子でも効果があるかどうか試験中です。もし、関節疾患で悩まれている方がいらっしゃいましたら、まったく副作用のない治療ですので、当病院にご相談ください。
猫の関節リウマチを疑っている症例の患者さんからの声
上記は実際の患者さんからの声です。現在口内炎を治療中のため、食欲は安定しないのですが、足は良好とのことです。
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